SEIJI FUJIWARAのブログ

30代、貿易課で働く双子の父です。

2009-01-01から1年間の記事一覧

2004年7月30日

大学院の出願が終り、試験まで残り1ヶ月。 専門科目(教育開発論)と英語に取り掛かからないといけない。 勉強する夏は大学受験前の高校3年生以来だ。 あの頃は、一体何をしていたんやろう。 そう思い、5年前の今日の日記を読んでみた。 ちょうどその頃、日…

子どもの情景

ぜひ見たい映画を紹介。 「子どもの情景」。 http://kodomo.cinemacafe.net/index_pc.html アフガニスタンのバーミヤン遺跡の洞窟で暮らす少女。 「学校に行きたい。」 少女は自分の想いを訴える。 でも、それが僕へ訴えかけているように感じる。 少女の顔に…

家族それぞれ

昨日から両親が旅行に出かけた。 たった1泊2日で淡路の思い出の場所に行ってくるそうだ。 淡路島に思い入れがあるらしい。 朝早めに起きると、兄が起きてきた。 兄は父が経営する小さな会社で働いている。 今日は父もいないし大した仕事もなさそうだが、とり…

神戸でフェアトレードが熱い。

神戸でフェアトレードが盛り上がりそうな予感がする。 夜にフェアトレードに長年関わられる方々との夕食会があった。 お誘いいただいた、FTSNのUさんや、参加型開発研究所のSさん、さらにフェアトレード販売に関わる御二人、というフェアトレードの深い部分…

「志がないと、人は生きていけないんですよ。」

昨日(2009年7月23日付)のJapan Timesの、一面にスリランカ内戦の難民問題について取り上げたAPの記事が掲載されていた。 僕が関わっているNGOが今後支援を考えている地域(スリランカ北部バウニヤ県)で現在、30万人近い国内避難民が押し寄せているという内容…

選挙後のNGOへの影響は

来月の衆議院選挙に向けて、あわただしくなってきた。いろんな争点が存在するが、国際協力・国際貢献についてどうなるか。 NGO(非政府組織)の役割は増すだろうか。 民主党の幹事長である岡田克也さんは党のNGO海外活動推進議員連盟会長でもある。 海外の支…

うつりかわりを意識する。

「僕にはこれしかないんです」 「一度やり始めたら、成功するまでやります」 「やっぱり最後は、意志の力でしょ」昔はこういうことかなり考えていた。 自分にとっての決定的な何かがあれば、あとは突っ走るだけだ。 そう念じていた。 人の心はうつりかわる。…

平和構築

平和構築―アフガン、東ティモールの現場から (岩波新書)作者: 東大作出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/06/19メディア: 新書購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (10件) を見る 「平和構築」(東大作 岩波新書)を読んだ。 元NHKディレクター…

「鶴見良行も最初は文章が下手でした。」

「あなたはもうちょっと文章が書けると思っていました。」中村尚司先生からの一言。文章の稚拙さ、誤字脱字の多さを痛感するこの頃です。 むしろいままで、弱点を意識して取り組んでこなかったのが悪い。 良質の日本語が書けないと、英語は絶対に書けない。 …

キャリアを積む。

「キャリアってなんだかんだいって大事だよね」 先日、友人と話をしていてこんな結論に至った。 話をしていた相手は、キャリア志向丸出しでもなく、むしろ自分の本当にやりたいことのためなら人生をかける根性を持っている、僕の信頼する期待の星です。2人で…

書くということ。

最近、言葉を「書いている」というより「たたいている」という感覚が強い。 理由は当たり前で、言葉を文字に置き換える時に使うほとんどがパソコンだからだ。 キーボードをたたけば文字が打ちだされる。 とんでもなくペンや鉛筆で書くよりも楽だけどその分「…

スリランカの現状報告

一昨日JICA関係者とスリランカに訪問していた中村尚司先生(龍谷大学研究フェロー)が帰国された。日本として今後のスリランカの支援事業全体についてのやり取りがあったという。 以下は現在のスリランカの現状(中村先生からの話)・反政府軍(LTTE)の首都…

中田豊一さんのマスターファシリテーター講座7月分が神戸で行なわれます。

中田豊一さんのマスターファシリテーター講座7月分が行なわれます。チームリーダーとして、開発に関わる人間として、教師として、研究者として真剣に他者と向き合う方には、ぜひお勧めします。主催団体の参加型開発研究所が事務所を立ち上げたそうです。 JIC…

文章は読んでもらわないと話にならない。

ある人は云う。 「人の死とは、誰かに知られて初めて死ぬ。誰にも気づかれずに死ぬのはまだ死ではありません」と。 人の生死観に対する、他者との関係性を重要視する考えだ。 誰かにとって悲しい、嬉しい、悔しいなど、感情のやり取りがなく生きる人間は、現…

わからないのには理由がある。

わからないのには理由がある。 わからない理由がわかられば、もうわかったようなもので次に進める。 人がわかっていて自分だけわからないときは、悔しい。つらい。 特に勉強よりも、文化とか芸術とか音楽とか食べ物などがいらいらする。 有名人だから、この…

学歴が高いと就職できない。

日本では博士課程レベルの「ポスドク」と呼ばれる人は、就職が大変だそうです。 企業側からの超高学歴者に対するポストが十分にないのが日本の現実。 ところ変わってスリランカ。 スリランカも高学歴者の方が仕事がない。 といっても博士課程ではなく、中学…

雑感

ここ数日の雑感。 週末に日本比較教育学会という学会に参加してきた。 入会費や参加費やらで出費がかさむ2日間だった。滞在は、トロント留学の時に出会った友達の家にお世話に。 久しぶりに会ったので、「これからどうするよ」という話になる。 去年の今頃…

人は何を成したかではなく、何を成そうとしたか。

映画「劔岳 点の記」を観た。 CGを一切使わない撮影なので、観ていて逆に怖くなってしまうぐらいの自然の怖さが写し出されている。 ただの自然美だけじゃない。 山に向かう男たちの想い。人生のうちのこんな仕事に立ち向かうことができるのは幸せなんだと思…

児童福祉の問題

仕事帰りに事務局の仲間と飲みに行った。 お坊さんでもあるHさんが「児童福祉」の問題を熱く語っていた。 両親のいない子どもたちが育てられる児童福祉施設。 子どもたちには本籍もない。 親に捨てられたという一生忘れられないイメージが彼らを縛る。 心を…

モチベーションを上げる方法①

べたかもしれないけど、お気に入りの曲を聴く。 特に聴くのはゆずの「栄光の架け橋」とレミオロメンの「3月9日」。 べたすぎて、すいません。。 「3月9日」を聴いたらどうなるか。 この曲は卒業シーズンに合う。 今まで出会った仲間を思い出しやすい曲だ。 …

週末は東京に出没

今日は某大学院の演習を見学してきた。 留学生が多いゼミなので使用言語は英語。 毎週100ページ近い文献を読み、要約を作成して提出する。 疑問質問をゼミ生、教員で議論するというもの。たまたま世界銀行で修行中(短期コンサルタント)の博士課程の人が、…

企業家と職人

「職人」になぜ惹かれ「企業家」にそうではないのだろう。 昨夜はぼんやりそのことを考えた。 簡単にいうと、僕の育った環境にある。 親父が小さなリフォーム会社を経営している関係で、会社を運営するということへの厳しさ、辛さを小さい時から感じているこ…

社会企業家とその時代。

大阪で行なわれた「NGO合同スタディツアー説明会」に団体側として参加しました。 参加者は大学生が全体の8割前後。 女性も全体の8割前後。 「フェアトレードの仕組みはご存知ですか」の質問に半数以上の学生がすでに知っていると答えてくれた。 世の中も少し…

シンガポールはスリランカの言語政策を教訓にした。

スリランカの言語政策について書いてみる。スリランカの言語政策(言語教育)はこの国の長い戦争要因のひとつ。 この国は公用語は「シンハラ語・タミル語」、共通語として「英語」を公式言語と認めている。道路表記でもシンハラ語、タミル語で必ず表記されて…

大学院入試で頭がいっぱいだ。 「え、大学院?」と思うかもしれない。 4月以降から院で勉強したいと急に思い出した。理由は お寺NGOでの活動から、スリランカのことに深く関りだしたこと。 内戦が終結しスリランカ情勢の変化したこと。 来年以降、北部地域で…

「彼ら」と「私たち」の自己満足

自己満足で平和は生まれない。 スリランカ内戦終結から3週間が経つ。 勝った民族のシンハラ人、負けたタミル人。 2つの民族の立場を映し出したスライドがある。惨めな生活、困窮を表す「彼ら」。 戦勝気分に沸き立ち民族の自信を取り戻す「私たち」。 次の…

トモダチ

最近は何から何まで「事務的な人間」になっていた。 NGOでのアルバイト、ICC関西、大部分の日常生活。 どうもおれ自身に人間の匂いがしなかった。 仕事が早いわけでもないのに、大人づら、社会人づら。 電話対応は「いつもお世話になっておりますー。」とか…

ファシリテーション講座ならこれ!

昨年の10月に受講した「ファシリテーション講座」が神戸で行なわれます。 講師はNGOやJICA専門家として参加型開発に長年関わってきた中田豊一さん。 ご本人は国際協力のエキスパートですが、国内のNPO活動・対人関係のコミュニケーションに十分当てはまるフ…

スリランカ問題の問い合わせ

メールで「スリランカ問題」について問い合わせをいただく。 静岡の学生さんがスリランカ問題でレポートを書く際に僕のブログを見つけようだ。 しかも「ヌワラエリアにおけるタミル人とシンハラ人」という絞ったご質問。ブログをはじめると、こういうご質問…

ピース・アド

最終章の「平和を獲得する新しいメソッド」という章だけ読んでください。 さよなら紛争 (14歳の世渡り術)作者: 伊勢崎賢治出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/04/18メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 4回この商品を含むブログ (8件) を見…