SEIJI FUJIWARAのブログ

30代、貿易課で働く双子の父です。

Oxford Reading Tree(ORT)の絵本に興味を持ち始める。

20210302(火) 強風で一時大雨の荒れ模様。在宅勤務日。行きはバスで保育園に送る。僕一人で帰宅した頃に大雨に変わったので雨に打たれることは無く助かった。来週のJETRO新潟オンライン商談会の調整、月初提出書類をまとめたり、イタリアのエンドユーザーか…

『kotoba 42 司馬遼太郎 解体新書』。子どもたちに司馬正太郎どう説明しようか本気で考えたりする。

『kotoba 42 司馬遼太郎 解体新書』(集英社クオータリー)を読む。小説家、映画監督、地理学者、歴史学者、翻訳者、漫画家たちが専門分野を切り口に司馬遼太郎を「腑分け」するという特集。 司馬遼太郎は今から25年ほど前に亡くなった、主に戦国から明治末…

「僕たちはもう帰りたい」(ライツ社)

2019年中頃に読んだと思う。出版されたのは2019年3月。仕事に向き合うなかで「もう帰りたい」事例を年齢性別偏りなく集めた1冊。タイトルの「もう帰りたい」に惹かれて購入。私自身、5年くらい前まで「もう帰りたい」のメンバーだった。今だから「もう帰りた…

不毛地帯

山崎豊子著作の「不毛地帯」を読了。全5冊で2500頁を超える大作だけど、楽しいので全く苦にならなかった。主人公、壱岐正が働く近畿商事は現伊藤忠商事がモデルだ。僕の勤め先の程近くの大阪船場界隈が舞台でもあったので、親近感とともに読み進んでいった。…

山崎豊子「大地の子」

2週間ほど山崎豊子「大地の子」をむさぼり読んだ。 大地の子(一) 作者: 山崎豊子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2012/09/20 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る このテーマで中国を書き切った事がすごい。 「大地の子」は毛沢東、周恩来…

アメリカ素描

下記は、司馬遼太郎の書いた「文化」「文明」の定義と違いについて引用です。 高校生の頃からシバリヨウの小説を読んできましたが、文化・文明という抽象的な言葉をどのような意味で使っているか考えたことがなかった。 ここで、定義を設けておきたい。文明…

二つの祖国

8月初旬に映画「日本の一番長い日」を観に行った。今年の夏は終戦70年ということもあり、「戦争」というキーワードが知りたい欲求の中にキープされている。父親が祖父と大叔父の軍歴証明を申請したりで、戦争とくに太平洋戦争がらみの本や映像作品に意識して…

ムッシュ・クラタ

1か月ぶり位に仕事関連と新聞以外の読み物。著者山崎豊子といえば長編社会派小説の代名詞ですが本作は100頁弱の中編。難なく読めて無性にほっとしました。 ムッシュ・クラタ (新潮文庫) 作者: 山崎豊子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1993/08/31 メディア…

「天璋院 篤姫」(宮尾登美子)

昨年末、女流作家の宮尾登美子、一昨年は社会派作家の山崎豊子も亡くなりました。熱中して読んだ作家たちの訃報に、生前にもっと読んでおけばと思うものがあります。講演会に足を運ぶほどでもなく文章を読むだけなのに、著者がまだ執筆活動を続けているうち…

帰国後読みふけった本。【2013年上期ベスト3作品】

帰国してから結構本を読んだ。 その中で良かったものを3冊ご紹介。一番心に残ったのは、三浦しをんの「舟を編む」(光文社)です。ハードカバーで買っても全く損なし。 1位 三浦しをん「舟を編む」(光文社)★★★★★ 今年読んだ本の中で一番よかった。2012年の…

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅』(村上春樹・文芸春秋)

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅』(村上春樹・文芸春秋)を読了。 村上春樹は大好きというわけではないけれど、一旦読み始めるとどんどんページをめくってしまう。かといって読了後に何が残ったかと言うと別になにもない。『海辺のカフカ』『1Q…

20代にしておきたい17のこと

本田健という作家が書いている文章を読みました。 (だいわ文庫)" title="20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)">20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)作者: 本田健出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2011/11/12メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 61…

インドのカフェでゆっくり本が読めるありがたさ

今から1600年前インド北部に、ナーランダ大学(Nalanda University)という世界最古の大学が存在しました。全盛期には1万人の学生が学び、この地には地上9階建て図書館が存在したとされます。 三蔵法師のモデル玄奘三蔵もこの地で仏教を学び、多くの書物をサ…

勝海舟の「どうして武士道が廃れるのか」の理由に納得。

友人の家の本棚にあった「勝海舟全集」を借りて読みました。勝海舟全集〈14〉 (1970年)作者: 勝安芳,江藤淳,勝部真長出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1970メディア: ? クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 勝海舟が晩年に後述した話が口語で書…

世代。僕らの子どもたちを。

大岡昇平の「俘虜記」を読み、気になった部分がありました。 俘虜記 (新潮文庫)作者: 大岡昇平出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1967/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (38件) を見る この小説は、太平洋戦争中にフィリピンのミ…

読書熱が続いた帰国後1週間。

インドに戻りが1週間が過ぎました。この1週間は本を読む1週間でした。 2012年の中では一番本を読んだ1週間でした。今回は日本の生活が長く、時差ぼけ(インド時間午後10時すぎになると眠くなる)が続いたにもかかわらず、なぜか本に向かう日々。1Q84 B…

「深夜特急ノート 旅する力」の読書メモ。旅とは・先生とは

友人にプレゼントしたはずの「旅する力 深夜特急ノート」*沢木耕太郎・新潮社*をを逆に貸してもらった。もう一度読みたくなったのだ。深夜特急とは多くの人がすでに知っているだろうけれど、沢木耕太郎氏が26才から1年半かけて香港からヨーロッパまでバス…

伝える力

読書メモ。池上彰著「伝える力」(PHPビジネス新書)確か2年くらい前に読んだはずだけど、社長に勧められ再読。 新入社員としては2年前より得られるものが多いことを体感したためメモ。この本100万部の大ベストセラーだそうです。 読書をする人が減る中で、1…

旅の適正年齢は

さきほど沢木耕太郎の「旅する力 深夜特急ノート」(新潮社)を読了。 旅する力―深夜特急ノート作者: 沢木耕太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/11メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 29回この商品を含むブログ (81件) を見る 彼の生い立ち、出会い…

読書についやした年末。

年末年始は読書が進みます。 隙間時間の読書もいいですが僕は1〜2時間続けてコーヒーでも飲みながら、一気に読むのが好きです。 インドだと移動時間に本を読めません。バス →揺れ過ぎ。リキシャ →頭がおかしくなりそうになる。突然の地面の突き上げに対処で…

海辺のカフカ

インドに出発寸前の関西空港の本屋にて購入した1冊というか2冊。 村上春樹のなかでは長編もの。海辺のカフカ (上) (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/02/28メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 706回この商品を含むブログ (962件…

国際協力ガイド2012

日本帰国中に発作買いした1冊。 大学1回生から毎年買い続けています。毎年秋ごろに年1回発行されるんですね。 国際協力ガイド 2012 変わる世界地図とニッポンの役割出版社/メーカー: 国際開発ジャーナル社発売日: 2010/10メディア: 大型本 クリック: 5回この…

社会問題に関わる仕事。僕らの時代。

本日はその中田さんの著作「ボランティア未来論」(コモンズ)を一人読みふけっていました。「ボランティア」という言葉は忌々しい響きが今でも僕の中にありますが、この言葉というか概念はずっと僕の思考の中にくっついてくるだろうと半ばあきらめたり。本…

「足りない病を治す」

昨日から体調不良で布団の中で安静にする1日でした。 布団の中で横になりながら読書。何度も読んでいる本ですが、今の自分にとても響く部分があったので掲載します。 キーワードは「お金」と「時間」。自分への戒めのこめて。 「暮らしの中の工夫と発見ノー…

「サイゴンから来た妻と娘」(近藤紘一著)

昨日10月2日はガンジー誕生日で仕事が休み。前日から花の金曜日ばりに、金曜日の夜は、友達と飲んだり語ったり。飲みながら、日常生活と仕事に没頭していると考えることを忘れるように隅っこにある、だけど大事な話をいくらかでききました。 昨日からずっと…

バンガロールにて読書の秋。

先週の祖母に続き、父親より本が届く。いくつか紹介。南インドコーヒーを読むつつ、バンガロールにて読書の秋。いくつか本を紹介。 これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学作者: マイケル・サンデル,Michael J. Sandel,鬼澤忍出版社/メ…

読書週間

村上春樹の本を読む1週間だった。読み過ぎだ。仕方ない。24歳のバンガロールで暮らし始めて6か月目の今の僕には、村上作品のフィクションが体にとても入ってくるんだ。場所、年齢、その時の心境など、読書とは自分を映し出す鏡でもある。ノルウェイの森 下 (…

ノルウェイの森

先週に続き、週末に村上春樹を読む。村上さんの一番の代表作らしいこの作品。高校時代からノルウェイの森は有名で現代文の入試予想問題なんかにも登場していた。たぶん高校3年生時にこの本のどこかのページを読んだはずがけど、思い出すわけもなく。「入試問…

スプートニクの恋人

久しぶりの読書に頭が驚いている。昨日の夜に100ページくらい読み、朝から残りの200ページを読んだ。呼吸するタイミングを忘れることが多く、頭が痛い。。村上春樹にそこまで傾倒しているわけでもないけど、物語に自分なりに共感する点が多く引き込まれた。…

鈴木大節の禅について読む。10年に一度の国勢調査に遭遇。

本日は5勤明けの1日休み。明日からまた仕事。外は熱い、突然降るスコールのような豪雨はたまらない。あまり外に出る気もせず、外出はスーパーで買い物に行っただけ。昼間にチキンライスを3日分作り、たまった洗濯物をさばいていく。外に出ないときは、本を読…