SEIJI FUJIWARAのブログ

30代、貿易課で働く双子の父です。

研究

卒論② スリランカに行けない

スリランカに行けない。 このことは、僕の書く論文の決定的な弱さだと思う。今年度は諸事情があり(自分を見つめなおす1年・・)、夏に考えていた訪スを取りやめた。 今年5月に終わったばかりのスリランカ内戦の状況も混とんとするなか、スリランカ北部に一…

卒論① 書き方編

読書の秋。 食欲の秋。 フィールドワークの秋。 いえ、僕は卒業論文の秋。12月12日が提出締切。 進めていこう。改めて書き方をおさらい。 自分流で書くと痛い目にあう。ということで論文を書くためのルールブックをいくつか読んだ。 いままでにも、読書術系…

失敗を繰り返すな

失敗を繰り返す人は失敗を振り返らない人。 どうして失敗したかを真剣に考えない人だ。 そして成功するために、現状から少しづつでも自分を変えていく人。 それに向かって努力する人。 僕は行きたいと思っていた大学院の院試を失敗した。 このことにきちっと…

院の結果やら、歓送会やら。

第一志望だった院の結果が、落ちていました。専門科目はまあまあできていたけど、英訳の取り方で完全に失敗+時間を使いすぎたことが失点の原因だと思います。 正直言って、そこに行きたいという気持ちが強いのですごく考えどころです。 多少へこみましたが…

シンハラ語・タミル語

スリランカでは公用語としてシンハラ語とタミル語がある。 それ以外に、両民族をつなぐ言葉として憲法で英語が「連結語」と定められている。 シンハラ語ができる日本人は意外に多い。 シンハラ語はスリランカの最大民族シンハラ人が使用する言葉。日本人でシ…

悪あがき。

いろいろ書いてみると、問題点が浮かび上がってくるんじゃないか・・・と思って、今の研究計画内容について簡単に書いてみる。一言で言えば、スリランカの言語教育政策。 政策レベルのやり取りが現場(学校、教育機関)でどのように達成に向けてプロセスを踏…

スリランカの国内避難民問題に取り組む、井本直歩子さん(ユニセフ スリランカ事務所教育担当官)の記事を今朝の読売新聞「顔」(2009年8月15日)で読んだ。 http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20090815ok02.htm スリランカ北部に発生した、27…

フリーカメラマン、スリランカへ行く。

来週スリランカに訪問するカメラマン(ウーマン)から、治安についての質問があった。 なんと、その女性はスリランカ北部ジャフナ(Jaffna)で難民キャンプの状況をカメラに収めるという。 なにも現地とコネクションを持たない時点で、入るのはあまりにも危…

2004年7月30日

大学院の出願が終り、試験まで残り1ヶ月。 専門科目(教育開発論)と英語に取り掛かからないといけない。 勉強する夏は大学受験前の高校3年生以来だ。 あの頃は、一体何をしていたんやろう。 そう思い、5年前の今日の日記を読んでみた。 ちょうどその頃、日…

神戸でフェアトレードが熱い。

神戸でフェアトレードが盛り上がりそうな予感がする。 夜にフェアトレードに長年関わられる方々との夕食会があった。 お誘いいただいた、FTSNのUさんや、参加型開発研究所のSさん、さらにフェアトレード販売に関わる御二人、というフェアトレードの深い部分…

選挙後のNGOへの影響は

来月の衆議院選挙に向けて、あわただしくなってきた。いろんな争点が存在するが、国際協力・国際貢献についてどうなるか。 NGO(非政府組織)の役割は増すだろうか。 民主党の幹事長である岡田克也さんは党のNGO海外活動推進議員連盟会長でもある。 海外の支…

スリランカの現状報告

一昨日JICA関係者とスリランカに訪問していた中村尚司先生(龍谷大学研究フェロー)が帰国された。日本として今後のスリランカの支援事業全体についてのやり取りがあったという。 以下は現在のスリランカの現状(中村先生からの話)・反政府軍(LTTE)の首都…

学歴が高いと就職できない。

日本では博士課程レベルの「ポスドク」と呼ばれる人は、就職が大変だそうです。 企業側からの超高学歴者に対するポストが十分にないのが日本の現実。 ところ変わってスリランカ。 スリランカも高学歴者の方が仕事がない。 といっても博士課程ではなく、中学…

週末は東京に出没

今日は某大学院の演習を見学してきた。 留学生が多いゼミなので使用言語は英語。 毎週100ページ近い文献を読み、要約を作成して提出する。 疑問質問をゼミ生、教員で議論するというもの。たまたま世界銀行で修行中(短期コンサルタント)の博士課程の人が、…

シンガポールはスリランカの言語政策を教訓にした。

スリランカの言語政策について書いてみる。スリランカの言語政策(言語教育)はこの国の長い戦争要因のひとつ。 この国は公用語は「シンハラ語・タミル語」、共通語として「英語」を公式言語と認めている。道路表記でもシンハラ語、タミル語で必ず表記されて…

「彼ら」と「私たち」の自己満足

自己満足で平和は生まれない。 スリランカ内戦終結から3週間が経つ。 勝った民族のシンハラ人、負けたタミル人。 2つの民族の立場を映し出したスライドがある。惨めな生活、困窮を表す「彼ら」。 戦勝気分に沸き立ち民族の自信を取り戻す「私たち」。 次の…

スリランカ問題の問い合わせ

メールで「スリランカ問題」について問い合わせをいただく。 静岡の学生さんがスリランカ問題でレポートを書く際に僕のブログを見つけようだ。 しかも「ヌワラエリアにおけるタミル人とシンハラ人」という絞ったご質問。ブログをはじめると、こういうご質問…

スリランカ内戦が終る

ついにこの日が来た。17日に反政府組織LTTEが敗北宣言を出した。 そして最高指導者のプラバーカランの死亡が確認。 タミル人側のホームページ「Tamil net」は停止。 一般市民がどれだけ両軍から殺されたかもわからない。 僕にとっては、政府軍もLTTEも同じだ…

タミル人の言い分(スリランカ紛争)

カナダで世話になったカビタからメールが届いた。 カビタはタミル系カナダ人。 15年ほどまえに、スリランカ北部から難民としてカナダに移民した。 トロントで生活しているがタミル人の文化・政治問題を扱う「Tamil Studies Conference」(タミル学術会議)に…