SEIJI FUJIWARAのブログ

30代、貿易課で働く双子の父です。

卒論② スリランカに行けない

スリランカに行けない。
このことは、僕の書く論文の決定的な弱さだと思う。

今年度は諸事情があり(自分を見つめなおす1年・・)、夏に考えていた訪スを取りやめた。
今年5月に終わったばかりのスリランカ内戦の状況も混とんとするなか、スリランカ北部に一般学生として簡単に入り込むことが難しかったというのも諦めた理由の一つ。

そもそも僕の取り組むテーマは、スリランカの言語政策。
特に言語政策でも、ローカル言語であるシンハラ語タミル語の相互理解を進めるための教育について。

これは噛み砕いて説明が必要かも。
スリランカでは2002年ごろから、小学校3年生以上を対象にシンハラ語で教育を受けている学生はタミル語タミル語で教育を受けている学生はシンハラ語を学ぶ教育政策が行われている。言語の違いがコミュニケーションの大きな壁になっているスリランカでは、この政策は今後の両民族の懸け橋になりうるものと期待されている。

しかし、実態はうまく進んでいない。
この「実態はうまく進んでいない」を自分なりに論じたい、というのが僕の卒論の大部分を占めそうだ。そのためには、今のスリランカの上で述べたような政策の実体を把握する必要がある。特に、学校現場に入り運用上の問題点を自分なりに体感することが重要だ。でもそれは、今の自分には難しい。そんな時間がない。資金も不十分。。

できる限り、現在のスリランカの教育状況をキャッチするのか。
本を読む。知り合いを通して、現状認識のレベルを高める。
なんならスリランカの教育関係者とメール上でも質問をしながら糸口を見つける。
やり方はいろいろある。

できる限りのツール、関係者を通じて情報をゲットする。
僕の論文はこの精度を高めて、多様な情報源を持つこと決めて。



んー書きながら、問題点が浮き彫りになる。