SEIJI FUJIWARAのブログ

30代、貿易課で働く双子の父です。

初めてのBARとボンベイサファイア

 BARに行き始め2年半が過ぎる。

 以前にもBARと名の付く場所で飲んだことはあるけど、自分ひとりでBARの扉を開けたことはなかった。回数は週に1回くらい。これから増えるの減るのか分からないけど、BARのことを書こうと思った。

とりあえず初めてのBARについて。初めて飲んだものについて。

 BARとアルコールのことをFACEBOOK等で書くとき、肩が張った文章になる。かっこつけているというか、他を寄せ付けないというか、さもルールがあるかのような感じが自分で書きながら読んでいて嫌になる。出来る限り、ありのままで書きたい。

 地元の神戸には歴史あるBARが多い。JAZZの生ライブを聴かせるBAR。神戸の生き字引の様なマスターが経営するBAR。敷居の高さは半端ない。

 ボクの行きつけのBARは最寄り駅東口を出てすぐ。三宮神戸の中心地から離れるベッドタウンのBAR。仕事帰りにごはんも食べず1、2杯飲んで帰る。休み前日など気持ちが良いときは、悩みながら3杯目を頼む。ボクが初めてBARの扉を開けたのがこの店だった。

 Lの字のカウンターに客は女性一人と30前半のマスターが一人。 

 メニューを渡されても、よく分からない。んーどうしたもんかあ、ペラペラめくりながら目に留まったのが「ボンベイサファイア」だった。理由は単純、ボンベイがインド旧都市名だったから。僕はその1か月前までインドで働いていたので、インドにこんな酒あったんや!という驚きで注文した。

 

 

 実際のボンベイサファイアの製造地はイギリスだった。ボンベイサファイアがジンであることさえ知らなった。マスターに「飲み方は?」と聞かれ、「え?」と戸惑い勧められるままにジンライムにした。それまでジンをそのまま飲んだことがなかったので、アルコール臭く正直失敗したと思ったのを覚えている。ライムを入れたからまだ飲めたものの、ストレートなら飲めなかったかもしれない。

 このBARのハウスジンボンベイサファイアだったので、月日が過ぎボンベイの味にずいぶんと慣れた。因みにハウスジンとはその店がメインで使うジンの銘柄のこと。ジントニックジンバック等のカクテルを頼んでも、ハウスジンを使う。

 家にもボンベイを冷凍庫で保管している。家ではあまり酒は飲まないけど、2週間に1度くらいジントニックにして飲む。(ジンやウイスキーは冷凍しても凍らないので問題無し)トニックウオーターとジンを混ぜるだけやけど、居酒屋のバイト君が作るよりは美味しいジントニックを作れる。

予想以上に洋酒に近づいたここ数年。

酒の力を借り、仕事の緊張を忘れることもあった。

でも崩れるほど飲んだことはないのは、最初に一人でBARに入った時のイメージがまだ頭の片隅に残っているからかも。入口(扉)って大事ですね。