SEIJI FUJIWARAのブログ

30代、貿易課で働く双子の父です。

読書熱が続いた帰国後1週間。

インドに戻りが1週間が過ぎました。

この1週間は本を読む1週間でした。
2012年の中では一番本を読んだ1週間でした。

今回は日本の生活が長く、時差ぼけ(インド時間午後10時すぎになると眠くなる)が続いたにもかかわらず、なぜか本に向かう日々。

1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)

1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)


1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉後編 (新潮文庫)

1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉後編 (新潮文庫)


1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉前編 (新潮文庫)

1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉前編 (新潮文庫)


1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉後編 (新潮文庫)

1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉後編 (新潮文庫)

文庫本の「1Q84」(村上春樹)を出版されていた4冊。例えや比喩の長い説明はとばしながら躊躇なく読んでいきました。村上春樹好きからすると邪道な読み方かもしれないけど、一気に読ませる・引き込ませる力は、内容は別に共感しないけど、すごい。

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)


阪神大震災後に村上春樹が書いた短編集。物語はレベルの差こそあれ、震災と関連があるストーリーが組まれている。村上春樹は高校時代までを神戸で過ごしているけど、何かしらの思い入れがあったのか。どれも読みやすいです。でも、図書館で借りれば十分なレベルです。

センセイの鞄 (新潮文庫)

センセイの鞄 (新潮文庫)


川上弘美さんの初めて読んだ本。関西国際空港の待ち時間で「もう1冊だけ、本買おう」とじっくり選んで購入した本。この手の恋愛小説は、よしもとばななしか読んだことなかったですが、引き込まれて最後に温かい気持ちになります。

ザ・万歩計 (文春文庫)

ザ・万歩計 (文春文庫)


「鴨川ホルモー」「プリンセストヨトミ」で有名な万城目学さんの短編エッセイ集。おもろい!大阪育ちの、ちょちょいでてくる懐かしい比喩や、歴史きな一面。大学生の時に暇つぶしで読んだ「鴨川ホルモー」からこの作者何者!?と思っていたので、生い立ち&人となりがわかり、俄然今後の作品も読もうと思うファンになりそう。
中でも、学生時代にモンゴルに一人旅をした話がおもろい。


故郷忘じがたく候 (文春文庫)

故郷忘じがたく候 (文春文庫)


日本帰国時にお世話になっているカフェのママに勧められ読んだ司馬遼太郎の短編。秀吉の朝鮮出兵の時に、連れてこられた陶器職人一族の400年に及ぶ祖国を思う物語。江戸時代の薩摩藩から現在までも、この朝鮮式の陶器を作るグループが残る地域があるとか。鹿児島に行く機会があればぜひ行ってみたい。司馬の短編の中で一番いいかもしれない。

特に、万城目学の「ザ・万歩計」と司馬遼太郎の「故郷忘れじがたく候」がヒットでした。