久しぶりに母親からメールがあった。
元気か、仕事は忙しいか、無理するな、などの定番の内容に加え「おばあちゃんが、おじさんと一緒に暮らし始めた」という小さなニュースにあり、はっとした。
おじさんとは、親父のお兄さん。僕の伯父にあたる。
おばあちゃんとは、親父のお母さん。僕の祖母にあたる。
しかもそれが、30数年ぶりに一緒に生活を共にしているらしい。
込み入った話だし僕自身もそこまで深く知らないのだが、伯父は若い頃から病院暮らしを続けていた。僕が生まれるずっと前から。最近、病院を変えることになり、新しい病院に入るまで祖母は伯父を引き取ることを決心したそうだ。
祖母というかうちのばあちゃんは、今年で89歳である。
伯父はずいぶん痩せて30数年ぶりに実家に戻ってきた。
ばあちゃんはせっせと、体力をつけさせるために料理をこしらえる。
洗濯をする。掃除をする。買い物に行く。ご飯を作る。風呂を準備する。
祖母と伯父。いや、母と子。89歳と60いくつかの年齢だけど、ばあちゃんは何か考えるところがあり、伯父と2人暮らしを始めた。
親父は病院にいったり祖母の買い物を手伝ったり。
兄貴は親父の分の仕事も引き受け、汗水流し働いている。
母さんは、親父と兄貴を送りだすべく、日々食事を作り家事をこなす
妹はたまに家に帰ってきて、愛想をふりまき、家族をなごませる。
僕といえば・・・特に何ができるわけではなく、むしろ蚊帳の外というか今の家族の流れを感じつつ、何か考える。とりあえずブログに書いてみる。何か荷物の一つでも運んであげるべきなんだろう。
とりあえず、ばあちゃんの誕生日が近いので遠隔から何か喜ばせることをしようと・・・書きながら誓うばかりである。