SEIJI FUJIWARAのブログ

30代、貿易課で働く双子の父です。

mixiのイイネ機能

mixiの【イイネ】ボタンがうざい」
相方さんがそんなことをつぶやく。
いやつぶやくどころか不満に満ちている。
彼女曰くこうだ
「文章を読んだだけで、ボタンを押しただけで何が【イイネ】よ。イイネと思うなら直接会って・・・」

まあまあといいつつ、でも彼女の言うことは僕もわかる。
mixiの【イイネ】機能、実は僕もよく使う。
日記を読んだり、ボイスをさらっと眺めて「へ〜」と思うと、ぽちっと押す。
まさにトリビアの「へ〜」機能と似たような感覚だ。
ボタンを押すと自分のハンドルネームが相手の日記やらボイスに表示される。
「おお、この人イイネ押した!」となる。押されないより押されるほうがうれしいものである。
最近に少しばかりmixiを日記に切り替えたので、イイネを押されるとなんだかはずかしかったり。

でもなぜか解せないこの【イイネ】。
イイネを押すのはいいが、じゃあこの人は何を自分に文章に思っているのだろうか、と。
どんなことを考えたのだろうかと。
イイネを押すのは楽だ。もしかしたら女の子の友達付き合いの活発な子なら、自分の友達の日記全部にイイネを押している可能性だってある。誰からも嫌われるのが怖い中学生なんか、女子グループ全員に押してそうで怖い。
コメントを書く必要性もないし、ただボタンを押すだけなので相手の返信を意識しなくてもいい。自己完結型。


コメントのほうが嬉しい。
うれしいと書くと子どもっぽいけど、相手の反応が言葉でわかる分自分も考える。
もらったコメントに対してじっくり考えたり、どう返信レスを書こうかちょっと考えたり。
コメントを書くとなると自分の感想やなんやら、とにかく自分をださないといけないので、【イイネ】ボタンを押すよりも力を使う。このボタンを押した日記を振り返ることはないかもしれないけど、コメントを書けば何かしら返信があるだろうし、相手を意識する必要が出てくる。ただ、コメントを書くことが億劫でめんどくさい行為と助長させるならこの【イイネ】機能は考え物だ。

インターネット社会を生きるとコミュニケーションがどんどん簡単になる。簡単に伝え合えるツールが登場する。skype facebook mixi twitterなどはその最たるもので世界中の家族、恋人、友人、初めて会った人同士もつながれる。【イイネ】を押すことも意志の伝達だし、skypeで話をすることもそう。世界中の人が共有しまくりの社会。

基本的には素晴らしいことだと思う。
skypeがなければ僕は孤独死していたかもしれないし、mixiを読むことで日本のことや友人の現状をつぶさに知ることができる。
さみしい海外駐在員にとってインターネットはなくてはならない必需品だ。


会って話をすること、思ったことをふと手紙にしたためる。
時間がかかる。相手は本当は会いたくないかもしれない。。
インドからだと日本への切手は15INR.はがきは10INR。合わせて25INR(50円)大した金額でもないけど、郵便局は昼飯どきに閉まっているし、ポストから出すと届くか不安。
そもそもポストに行くのがめんどくさい。インドではたまに届かないこともたまにあるし、そういう時に相手をがっかりさせてしまうかもと。。

ネット世界だとビビらないていいこと、時間を要しないこと。
人間関係となると、いろいろ考える。

自分の意見とかそもそも自分自身を誰かに伝えること。
この深度をもうちょっと考えたい。
勝手に考えている。

イイネ機能は深度がないなあ。。
でもあるとなんだか押してしまう。これは現代病か。