SEIJI FUJIWARAのブログ

30代、貿易課で働く双子の父です。

旅の適正年齢は

さきほど沢木耕太郎の「旅する力 深夜特急ノート」(新潮社)を読了。

旅する力―深夜特急ノート

旅する力―深夜特急ノート


彼の生い立ち、出会い、そして旅とは?について。

深夜特急シリーズを読んだことがある人はぜひ読んでください。そうでなければ面白くないと思います。僕は20歳くらいの時に文庫本でこのシリーズを読みました。「ユーラシア大陸を横断したい」などという野望はありませんでしたが、違った世界に足を踏み入れそこで受ける出会いや戸惑いに興奮していた時期でした。いまでもそういう所があります。

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)


全部で6冊あります。1冊目だけ添付。

旅するノートの中で面白いと思ったのは、旅の年齢適齢期について述べている部分です。
沢木耕太郎曰く、旅に出る適齢期は「26歳」ということ。
一度社会にも出た経験をもち、金銭感覚もその場での判断力(誘惑・迷い)にも対応できる年齢が26歳だそうです。
なるほど。26歳といえば大学を卒業して会社勤めを経験し、3年から4年。
20歳の右も左もわからないけど、とにかく突っ走れ!という歳ではない。
またそれ以上の年齢になると、若い時にしか経験できない旅からの吸収力が変わったものになるかもしれない。
もちろん30代でも旅は十分できますが20代中盤とは全く違う色合いになると思います。

自分の現在24歳。2011年で25歳になる。2012年で26歳。。
世界一周とまではいかないですが一続きの旅をじっくりしたいという憧れはあります。

例えば「インドからネパール、ミャンマー、タイ、ベトナム、カンボジア、中国、台湾そこからフェリーで神戸まで帰還」なんて考えたこともあります。

線として旅をすると区切られたアジアが体に入ってくるのか・・と夢想したり。
旅行会社に勤めているので、1年前の自分より格段に旅の知識は向上しているともおもいます。
20代のうちに線で旅をいつかしてみたい、とあこがれちゃった1月2日でした。
あんまり無茶はできませんが。。