仕事探しには履歴書が必要。
今日はそれをせっせと書いてみた。
「学生時代に取り組んだこと」という欄がある。
取り組んだことは多いから書けると思ったら手が動かない。
今までの経験は僕にとってどんな意味があったんだと考えてみると、一貫した姿勢のようなもの(行動の思想)が見当たらない。
行き当たりばったりかもしれない。
4年間いろいろ学ばせてもらった中でいまだに根本からわからないこともある。
一番大きいことは「ボランティア」という得体のしれない言葉。
偽善、マスターベーション、独善、奉仕、他者愛。
無菌状態の実験室。
僕が今の活動に関わったきっかけは、大学のボランティアセンターという組織。
「ボランティア」という響きから、これは参加したくないと思ったが海外研修の助成金という餌につられ3年間関わる。
宗教的使命感ゼロ。
道徳的なものでもない。
あえていえば、課題への疑問。
憤懣。怒り。そういう部分だ。
実は、ボランティアという言葉にいまだに偏見を持ち続けている。
自分の中でいまだに定義づけできてない。
世界中渡り歩いてきた人たちのボランティア論を聞いても、まだしっくりこない。
あげれば、中田豊一さんの「ボランティア未来論」が一番共感を得た本だ。
人間は時にお金をもらわなくても動く時がある。
心のそこから動かされる時、いてもたってもいられなくなる。
そして、自分のできる範囲で手助けをする。
人間としてあたりまえといわれればそうかもしれない。
でも、なんででしょう。
わからない。
なぜ人は物欲や金を超えて、たまにボランティアといわれることをするんでしょうか。
人間の本能か、それとも教育の成果?
全然答えがみえない。
「ボランティアなんてクソくらいだ」と言っていた僕ですが、この課題から当分抜けられそうにない。
もしかして人生の課題かもしれない。
案外、ボランティアという言葉を消化しきれていない人は多い。
これからも何か行動するときに、常に頭の隅に残しておくべき問い。
相当厄介な課題を引き受けている。
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