小林薫主演の映画「深夜食堂」を視た。数年前まで深夜帯に放送されたていた人気番組の映画版だ。
以前、会社の上司が朝礼で「先日、『深夜食堂』という番組を視ました。人の温かみが伝わってくる内容で良かったです」と推薦していたのが気になっていた。日頃から義理人情をモットーでそれを体現する人だけに、この映画にそそられたのだ。前半部に登場する多部未華子の演技もよかった。
その名の通り深夜の12時から営業する深夜食堂。
登場する、たまご焼き、ナポリタン、麦とろ飯、カレーライス。どれも普通の家庭料理だけど、一つ一つ丁寧に調理しているとこが分かる食事を求め色んなお客が集まる。店に来る人たちは、現在や過去に何か抱えている人たちばかり。人間関係や仕事の狭間で疲れながら、悩みながら、毎日を生きている。世の多くの人たちは、仕事の量の厳しさも当然だけど、人間関係にストレスを抱えている。
深夜食堂はそんな人たちに、ご飯以上に人の温かみを提供する居場所でもある。
人間にとってごはん（食事）は基本。だけどごはんを一人でなく誰かと、そして丁寧に作ったものと知り食べることって簡単じゃない。
そんな事を気づかせてくれる素敵な映画でした。
