SEIJI FUJIWARAのブログ

30代、貿易課で働く双子の父です。

NGOで求められる能力。書けること。

本日もお寺NGO「JIPPO」に出勤。
来週から大学があるので、木曜日出勤は難しくなりそう。


終日、助成金の申請書と格闘。
しいていえば、負けた。
今日一日のアルバイト代金に見合う仕事ができたとは思えない。
NGOでお金をいただきながら、働くって予想以上にきつい。
いままで、インターンの身分で「学んでやる!」という意識でやっていたことが、アルバイトでお金をいただきながらやることになり体が委縮している部分がある。

助成金の申請書がうまく書けないのにはいろいろ理由がある。
筆が立たないというのも一つ。
もうひとつは、「わからない」ということ。
プロジェクト実施地域に2年以上訪問が遠ざかっているため、現場の生の声や問題が自分の体の中に入ってこない。今すぐにでも、行きたい。行けない。現場が見えないNGOワーカーはみじめだ。。

NGOという得体のしれない組織とかかわりだし5年目。
国際協力系といわれるNGOで1人前に生きていく必須スキルが分かってきている。
自分にはまだ足りていない部分が、多すぎて食べる前からおなかいっぱいな気分になる。
食わず嫌いはダメダメ。


ひとつNGOワーカーに必要なスキルを上げると、「書ける」ということだと思う。
NGOの多くが自主財源だけで運営できていない。
小さいなNGOの場合、助成金事業が事業全体の半分を超えることだってあり得る。
そこまでいくと、組織として統治(ガバナンス)の問題だ生じるけど、助成金事業に挑戦するのはNGOにとって自然なこと。小さいNGOの場合は海外の支援実施では、企業、外務省、JICA等からの助成金は不可欠になる。

国内スタッフ・海外スタッフ両方とも、助成金申請のための書く力が求められる。
小さくても、巨大NGOでも同じだと思う。

NGOで収入を得るということは、収入以上の成果を組織に提供しなければいけないということ。
今日一日のふがいなさを痛感しつつ、NGOという世界でより求められる力を改めて考えたとさ。