先々週、元町映画館で安藤サクラ主演「百円の恋」を観ました。上演初日には安藤サクラ本人が舞台挨拶に登場（偶然にもその日は1月17日。阪神大震災から20年目の日）。元町映画館の人脈を見せつけられた感じ。贔屓目の映画館なので嬉しい。
最近気になっている役者が安藤サクラ。眼力がすごい。因みに彼女の父親は俳優の奥田瑛二。安藤サクラは完全に二世俳優の域を脱している。
物語は三十を超えて家に引きこもる女（安藤サクラ）が出戻りの妹と大喧嘩の末に家を飛び出し一人暮らしと「百円ショップ」でアルバイトを始める。同じ店の同僚から強姦を受ける。初めて好きな男ができるも、突然失踪。何もいいことのない最悪の日々に出会ったのがボクシングが彼女の心に火をつけた。ひたすら練習に励み、プロ試験をパス、そして彼女は念願のリングに立つ。
試合中、2R以降で映画館の観客がすすり泣き始めました。特に女性には根っこの部分で共感できる部分があるのかも。私も正直、目頭が熱くなりました。糞みたいな人生を変えたい想いがファイトマッチから伝わってきます。私の中にも「変えたい自分」があるから、惹きつけられるんやろな。
