SEIJI FUJIWARAのブログ

30代、貿易課で働く双子の父です。

ボリウット映画「チェンナイ・エクスプレス」

ボリウット映画「チェンナイ・エクスプレス」を観ました。

 主演はお馴染みシャー・ルック・カーンと相手役はディーピカ。インドでシャー・ルック・カーンを知らないインド人は殆どいない大物俳優(知らないのはテレビがない先住民くらいか)。香港のジャッキー・チェーンのように二枚目も三枚目もできるのが彼の持ち味です。

 舞台はインド北西部ムンバイからゴア(バカンスの名所)に列車チェンナイ・エクスプレス(実際に運行されている列車名)で向かうはずの主人公が、政略結婚を迫られる女性の誘拐に巻き込まれ、インド南部を列車や車で移動しながら、2人は恋に落ちていくというシンプルな筋です。


チェンナイ・エクスプレス~愛と勇気のヒーロー誕生~ - 映画予告編 - YouTube

 

 主役は北インド人つまりヒンディー語しか話せない中で、南のタミル語圏、マリヤラム語圏に突っ込んでいきます。因みに私が2年間住んでいたバンガロールカンナダ語というまた別の言語です。南インドの特徴はそれぞれの州言語(指定言語)が非常に発達しているので、北インド全般で話されるヒンディー語はなかなか通じないところです。独自の文化を大切にする南インド人は「ヒンディー語を話すくらないなら英語を話す」という感じで、三輪自動車の運転手が英語を日本人以上に話せたりします。教育水準が高いのも南インド人の誇りです。

 

 言葉が通じないシーンも、主役のシャー・ルック・カーンが体や顔を使ってコミカルに演じる姿から「真剣に伝えれば通じる」という意味を考えさせられました。笑いあり、インドダンスあり、そして南インドの生活風景が盛りだくさんなので南インド好きに損のない作品に仕上がっています。

 

上記の2人は映画「恋する輪廻」(日本名)でも共演していて、こちらも歌ありインドダンスありのコシのあるインド映画です。


映画『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』予告編 - YouTube