SEIJI FUJIWARAのブログ

30代、貿易課で働く双子の父です。

大きなお鍋でうどんをゆがく。

日曜の昼下がり。
外食はインド料理かチャイニーズかインド風の西洋料理。
細かく説明するのは難しいですがどれも味がインド人向けのスパイスが効きすぎた代物。
その時はおいしいとおもいますが、体が落ち着く感覚はあまりありません。
インド食だから当然でしょうか。

そんな時は日本食です。
日本からのレトルトや乾麺が残っているのでそれを食べるのがちょっとした楽しみです。
自分が日本人なんだと思う瞬間ですね。

さてさて書きたいことはそんなことではなく。
今日のうどんがとってもおいしかったことです。

理由は大きなお鍋に水をたくさん使ってゆでたことです。
それとお鍋の前でうどんの良い具合を確認したこと。

仕事帰りで忙しい時はそんなことしません。
大きなお鍋で時間をかけて水を沸騰させることもしません。
時間の無駄と考えているのでしょう。
うどんの乾麺をゆでるわけですが、いつも麺を鍋に立てかけた状態で自然に麺が曲がってお湯にひたらせます。
これではうどんの麺がお湯にひたる前に焦げてしまうことも。
同僚からは「麺を最初に半分に折ると小さい鍋でも焦げないよ」とアドバイス。
でも麺を半分に折るのもなんだか気が引ける自分。
そうこうしている間にゆであがった麺は、麺と麺がくっついている状態で1本1本がべちゃっとしています。
まずいわけではないですが何か違うなあ、まあいいかと一気に食べ終える次第。

今日初めてうどんをきちんとしたやり方で食べた気がします。
大きなお鍋、たくさんの水を使うと時間はかかります。
鍋の前で待っていると他の作業ができません。
そのひと手間で味や見栄えが全然変わってくるわけです。
せかせかしているとおいしいものは作れません。

物事にはきちんとしたやり方があります。
省略するのも時間の節約ですが、それは正しいやり方を覚えた人がすること。
ゆとりを持ち、一つ一つのことに丁寧に向きあう感覚が大切です。

そんなことを考えるお昼です。


「ゆでる」でなく「ゆがく」と口語で使う癖が自分にはあるようです。これは間違った使い方なのかな。