2010年7月10日(土)
午前7時半すぎ。ホスペット到着。昨晩は、天井近くにファンがあり、少し寒かった。横のベットではインド人のおっさんが2人で狭い一つのベットを分け合っていた。
駅に着くと、リキシャ運転手に囲まれるも、先輩がヒンディー語で交渉。150INRで40分ほどかかるハンピ村に向かう。世界遺産ハンピ遺跡群のある村は、村に入るのも入村料がかかる。他の観光地と違い、飲酒も禁止されている。
ハンピ村に到着後、歩き回って宿を探す。3人でなんと500INR(1000円)という安くてきれいな部屋を見つけ、そこで2日間過ごすことに。朝食は宿の2階テラスにて、洋風ブレックファースト。西洋人の観光客が圧倒的に多く、アジア人は皆無。そのため、メニューにはイタリヤ料理、イスラエル料理なども並んでいた。
バックパッカーが多いところは飯もうまい。
日本人バックパッカーが置いていったらしき本。25年以上前のインド旅行記。
腹ごしらえをすませ、遺跡群へ
途中自転車をレンタル。ほかにも自動二輪、リキシャのレンタルが可能だが、貧乏旅行なので自転車をチョイス。1日50INR(100円)なり。この日は、ハンピ遺跡郡の東のエリアを集中して散策。
ハンピ遺跡郡は、14世紀から16世紀にかけて栄えた幻の王朝、ビジャヤナガルの古代都市。26キロメートルの及ぶ、面積にヒンドゥー教遺跡が多数残っている。王朝の最後は、イスラム勢力の南下によってほぼ壊滅された。現在残る遺跡は当時のごく一部だという。日本でいえば松尾芭蕉が詠んだ「兵どもの〜」である。1986年に世界遺産登録。
午後4時すぎ宿に戻り、夕方まで本を読んだりぼんやりすごす。夕食は、ラザニア。注文してから小麦粉を混ぜ始めたので、1時間以上待ったがとてもおいしかった。夜はコーヒーを飲みつつ、手紙を書いたり、お互いのことを話し合った。