京都からの帰りに、堂島MUSICAに立ち寄った。
こちらの店主、堀江敏樹さんは日本の紅茶業界の第一人者。
年は70才を超え、スリランカ訪問回数67回という超人的な素人である。
日本では数少ない、Tea Packer(紅茶買い付け業者)でもあり、スリランカの紅茶オークションでは1トン単位で競り落とすそうだ。
ちなみに、ミルクやチャイに相性がいいとされるアッサム(インド北部のお茶)を、年間6トン買い付けている。半端ない量だ。
こんなに購入する理由は堀江さんを慕う阪神圏の紅茶屋が、大量購入していくから。
もし、紅茶業界で営業をするんだったら「堀江一派」はものすごい脅威。
店に置いてあった、堀江さんの「カルカッタのチャイ屋さん」(南船北馬舎)を購入。
- 作者: 堀江敏樹
- 出版社/メーカー: 南船北馬舎
- 発売日: 1996/11
- メディア: 単行本
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堀江さんは店にいるときは、必ず本人がサインを書いてくれる。
ちょっと話込んでいるうちに、いつの間にか英語版の「City of Chai」と「紅茶で遊ぶ観る考える」(両方とも南船北馬舎)をサインつきでプレゼントしていただいた。
- 作者: 堀江敏樹
- 出版社/メーカー: 南船北馬舎
- 発売日: 1994/07
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「また、スリランカのこと教えてください」
と帰り際に堀江さんが一言。
この人は、並みの人ではない。
自分のほうがよっぽど知っているのに、50歳も年下の小僧に向かっても謙虚な学ぶ姿勢を崩さない。
「まだ、勉強中やからね」という真摯な態度は、人の心を動かす。
こういう人に、どうしようもなく引きつけられる自分。
「かっこいい男の構え」が少しづつ、僕のなかでできつつある。