SEIJI FUJIWARAのブログ

30代、貿易課で働く双子の父です。

かっこいい男

京都からの帰りに、堂島MUSICAに立ち寄った。
こちらの店主、堀江敏樹さんは日本の紅茶業界の第一人者。
年は70才を超え、スリランカ訪問回数67回という超人的な素人である。

日本では数少ない、Tea Packer(紅茶買い付け業者)でもあり、スリランカの紅茶オークションでは1トン単位で競り落とすそうだ。
ちなみに、ミルクやチャイに相性がいいとされるアッサム(インド北部のお茶)を、年間6トン買い付けている。半端ない量だ。

こんなに購入する理由は堀江さんを慕う阪神圏の紅茶屋が、大量購入していくから。
もし、紅茶業界で営業をするんだったら「堀江一派」はものすごい脅威。

店に置いてあった、堀江さんの「カルカッタのチャイ屋さん」(南船北馬舎)を購入。

カルカッタのチャイ屋さん

カルカッタのチャイ屋さん


堀江さんは店にいるときは、必ず本人がサインを書いてくれる。

ちょっと話込んでいるうちに、いつの間にか英語版の「City of Chai」と「紅茶で遊ぶ観る考える」(両方とも南船北馬舎)をサインつきでプレゼントしていただいた。

紅茶で遊ぶ観る考える

紅茶で遊ぶ観る考える

「また、スリランカのこと教えてください」
と帰り際に堀江さんが一言。

この人は、並みの人ではない。
自分のほうがよっぽど知っているのに、50歳も年下の小僧に向かっても謙虚な学ぶ姿勢を崩さない。
「まだ、勉強中やからね」という真摯な態度は、人の心を動かす。

こういう人に、どうしようもなく引きつけられる自分。
「かっこいい男の構え」が少しづつ、僕のなかでできつつある。