シンガポール出張から帰国しばたばたした1週間。
世界中の現地旅行会社の社長たちが一同に集まる会議。
世界で頑張る日本人は意外に多い。
ひと癖あるけど、現場で頑張る声には一つ一つに重みがある。
「このままでは日本の旅行会社のほとんどがつぶれる」
JTBや近畿日本ツーリストは日本全体で店舗縮小に乗り出している。
旅行の店舗運営はもうインターネットに勝てなくなっている。
この危機意識がこの会議の参加者の多くにある。
現地のことは現場の人間が一番知っている。
インドであれカンボジアであれメキシコであれ。
東京の旅行会社は何も知らない。
小さいけれどこの自負がたくさんの人にある。
シンガポール支店長はかなりやり手の方だった。
業界の先駆者としてこのネットワークを作り上げ、5年先、10年先を考えている。
そこに集まるシンガポール店の若手も逸材ばかりだった。
彼らは仕事を通して夢を見ている。同じ方向で。
少し羨ましくもあった。
その若者のほとんどが女性。「外へ出る女性、内にこもる男性」を象徴しているようだった。
バンガロールに戻りまた通常業務に戻ったわけですが、問題点を自分の問題として考え失敗してもいいので前進したいと思います。
