SEIJI FUJIWARAのブログ

30代、貿易課で働く双子の父です。

北インドのゴールデントライアングル

インド観光政策をすこし。僕の働く旅行会社は南インド唯一の日系旅行会社。南インドの魅力を最大限日本のお客様に発信するパイオニアであり責任があると思います。どうすれば南をもっと発信できるか。ルーチンワークから離れた休みだからこそ、そんなことを考えれます。

現在のインド観光のほとんどは北インドに集中しています。年間に10万人の日本人が旅行・ビジネス目的でインドに入国するといわれますが、ほとんどは北インド・デリー周辺。南インドの主要都市バンガロール、チェンナイ2都市に合わせて1000人弱の日本人駐在員。デリーの約4000人には遠く及ばない。もちろんこの数字は10年後に変容することは間違いないです。でもこと、観光にいたっては、日本人への南インドの観光開発はほとんど進んでいません。

1つは北インドしか知らない日本の旅行会社。北インドツアーだけでホテル、レストラン、お土産屋などから収益を上げれる仕組みが成立していること。南インドを開発する切迫感がないこと。

2つ目はパッケージができていること。それが北インドの「ゴールデン・トライアングル」です。
日本人にとってインド観光といえば「インド=タージ・マハール」です。首都デリーを出発し、何が何でもタージ・マハールは回らなければなりません。効率的に北インド旅行を作るためゴールデン・トライアングルというパージが完成しました。

首都デリー(世界遺産クトゥブ ミナール、インド門、世界遺産フマユーン廟、ラージ ガート)、アグラ(世界遺産タージ・マハール、アグラ・フォート)、ジャイプール(アンベール城にてエレファントライド、シティーパレス、風の宮殿(、ジャンタルマンタル)を回るのが北インド旅行のメインストリームです。多くの旅行者にとってこのルートを巡ることが「インド旅行」となっています。

さあ、南のゴールデントライアングルはできるのか。そもそも南インドはおもしろいのか?南インド観光はさらに発展するのか。これからこの問いをじっくり考えていきます。
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