SEIJI FUJIWARAのブログ

30代、貿易課で働く双子の父です。

スタディツアー中止。

働くということは、スタートからゴールまで自分で責任を持つことだと思う。

成功したときは、いい。
失敗した時の対処を自分でやらないといけない。
見たくないもののほとんどは、本来見なければいけないもの。
そう何度も考えながら、電話をかけていた。


僕の所属しているNGOでスタディツアーを企画していた。
9月にスリランカを訪問して、フェアトレード生産地を視察するというもの。
僕はこの仕事に関わらせてもらっていた。

旅行会社の手配、パンフレットの作成、関係者との連絡。


でも、実施できなかった。
一言でいえば、規定の人数に達しなかった。

山のように言い訳ができる。
でも、「こうすればよかった」といまさらながら自分で対処できたことも山のようにある。

参加希望をしてくれた人に連絡をする。
中止の旨、要はあやまりの電話だ。
参加希望者はみんな、大学1年から2年生だった。
1年生の子は初めてスタディツアーとして期待を膨らませていただろう。
僕も、スリランカを訪れたのが19歳の夏。
全く同じだから、気持ちはわかる。

初めてのスタディツアーにスリランカを選んでくれて本当にありがとう。
でも、ツアーを実施することができなかった。
もしかしたら、スリランカに関心を持ってくれたかもしれない芽だった。

僕に給料を払ってくれた組織にも申し訳ない。
僕は金をいただいて働いていたんだ。
僕は幸運にもそういう仕事をしているんだ。


今日のことは忘れてはいけない。