久しぶりに、1人メモ帳にブレインストーミングを取り組んだ。
ブレストの書き出しは、紅茶のことだった。
いつの間にか「なぜ、フェアトレード紅茶はまずいのか?」という方向に奔っていた。
決してまずくはない。
でも、同じ値段で比べると普通のもののほうが美味いことが多い。
添加物や農薬を使っているのだから当たり前か。
そこで、ブレストの結論。
「フェアトレード紅茶や珈琲豆を一般の商品とブレンドさせてはいけないか?」
「素人はこれだからこまるよ〜」
という答えがあれば、ぜひ知りたいっす。
フェアトレードじゃなく、紅茶について少しづつ勉強しだしてわかったことがある。
それは、ブレンドがものすごく大事だということ。
紅茶の場合は、同じ農園でも気候の変化で昨年と同じ味、香りの茶葉を栽培できない。
そのため、異なる国、農園から選びつつ「一定の味」をブレンドで作りだす。
ゴールとなる味を設定したら「ケニアとインドのブレンド」とかは当たり前に行なわれています。
紅茶鑑定士の腕のみせどころ。
フェアトレード紅茶の場合、特定の農園と契約して継続して取引する。
取引が長期間であることも、フェアトレードの理念にマッチしているとも思う。
しかし、次の年も同じレベル、同じ味のものが取引できるかは疑問。
有機でない農薬を多少使っている茶葉でさえ品質を保つのはむつかしい。
有機でそのコントロールができるかは疑問がある。
そこで、いろんな茶葉でブレンドして一つの味を作る中に、フェアトレード紅茶を参加させれないか。そう思った。
品質表示でいえば「フェアトレード茶葉 25パーセント」みたいなことになる。
「そんな、邪道な!!!」と、ロハスの方からお怒りを受けそうです。
しかしね。紅茶業界ではブレンドは基本です。
珈琲の場合は、さらにお店ごとに店のオーナーさんが独自ブレンドを作ってる。
僕が喫茶店で珈琲を注文するときは「ホットください」という。
つまり、お店のブレンドということになる。
品質やら、価格をキープするためにはオーナー自らブレンドするんだろう。
僕は、珈琲に疎い。
「いやー、ブルーマウンテンに限るよ」とかはない。
普通の人は、珈琲屋に行けばブレンドを注文する。
商品の主要品目に参入させるためにも、フェアトレード製品を掛け合わせることはいけないことでしょうか。もし、すでに実践している事例があればぜひしりたいです。
トヨタのプリウス(ハイブリット車)が爆発的に売れたのは、価格と燃費向上を両立させたからです。そりゃ、電気自動車が一番環境に良い。
価格はまだ1000万円近くする。
走ることには不自由しないが、加速感はガソリン車に負けるという。
価格と性能の両立を実現するハイブリット技術はまさに日本のお家芸。
50年後、電気自動車が当たり前になるためにも、フェアトレード商品が普通のものになるためにも、電気も紅茶もブレンドはいかがでしょうか?
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