SEIJI FUJIWARAのブログ

30代、貿易課で働く双子の父です。

中小企業の海外営業担当としてJETROのサービスを使う。

 私は中小企業のメーカーで海外営業を担当している。本社は新潟県にあるが、私は大阪の営業所で働いている。現在はコロナ禍で週2回出勤、残りは在宅。同業者の営業担当者は在宅勤務を出来ていない人が多く、私は上司に恵まれている。

 ただし、実務担当者は私一人だ。そのため貿易業務に関わる様々な雑務(営業活動と直接関係しない)を処理しながら、空いた時間で新規開拓の情報収集をする程度の時間しか捻出できない。

 

・既存代理店とのメールでのコレポン(ここが一番重要)

・受発注(バイヤーへのPROFORMA INVOICE, 仕入先注文書)

・通関 &(船積み)書類作成(S/I, Invoice, Packing List, 保険証券, EPA原産地証明書etc.) 

・顧客からの入金確認、仕入れ先請求書管理。

そして、新規顧客開拓。

 

中小企業の定義は下記を参照。製造業の場合、従業員300名以下。資本金3億円以下。

中小企業庁:「中小企業・小規模企業者の定義」

 

 JETROは中小企業の製造業者の輸出促進のための事業が多い。中小企業には新規開拓に投ずる予算が少ない。予算をかけるなら失敗できないという意識も強い。そういう状況を背負う担当者にとって、JETROは無料で商談チャンスを打ち出してくれている。

 特にコロナ禍の現在、オンライン商談会の案件が増えている。これまでJETROは海外からのバイヤーを招へいして、各地域のJETRO支部で商談会を開催していた。例えばJETRO新潟は特産品(金型、銀食器、工具、農産品etc)の輸出に力を入れており以前から対面商談会を実施している。しかし大阪勤務の私が新潟に出張となると時間と出張費を考える。オンラインであれば、出張予算が乏しい企業でも意中のバイヤーに出会える可能性がある。(商談の通訳もJETROが負担する場合がある。)

 

 種を撒かないと芽は出ない。種は職場でも家でも撒ける。JETRO以外でも他の政府機関や都道府県や商工会議所などにも情報はある。中小の海外営業担当者で、費用や新規開拓の仕方で悩んでいる方はぜひ。

www.jetro.go.jp