SEIJI FUJIWARAのブログ

30代、貿易課で働く双子の父です。

家事育児という仕事のプロジェクトマネージャー

 私は妻と2歳8カ月になる双子と生活している。仕事は土日祝日休みの平日9時5時勤務。時間に関しては極めてホワイトな会社だ。(通常の勤務時間は午後5時半までのところを30分の時短勤務を会社が許可。)

 このお題を見たとき、久ぶりに「書きたい!」と思ったが文章にできない自分自身に対するもどかしさがあった。でもこれは書かないといけない。このもどかしさこそが子育てと仕事のどちらも中途半端にしてしまう。

 

結論としては、「妻への遠慮のかたまり」が原因だと思う。

 

・妻は自分よりも家事育児に邁進している。(実際、そうだ。)

・特別おかしくなければ、妻の意見を受け入れよう。(そうすれば物事が進む。)

・間違ったことをして問題を起こしたくない。(問題があったことすら忘れる。)

 

 そのうちに、育児や家事ひいては仕事にまで「決断する」ということに甘えが出てくる。自己主張をしない自分。変な気遣い。別に相手はそれを求めているわけではない。

日々のルーティンに終始して、他のことに目を向けなくなる。「こどもたちの足のサイズが大きくなっているから、今週末にでも靴を買いに行こう」とか「そろそろ、暑くなるしクーラーの掃除を外注で頼もう」とか「もう暑いからこどもたちの下着を半そでからタンクトップに変えよう」とか、要するに先を読んで手を打つことに気が回らない。気づいて小さな決断をした人は、来年も気づく。「うんうん、いいよ」で済ます人間は、来年も自分で気づかない。

 

 そして妻は決断する回数が増え、家事だけでなく仕事の面でも以前より積極的になっている。そんな成長を見ながら、焦りを感じることもある。

この流れはとてもよくない。自分だって責任ある仕事に取り組んでいる。管理職ではないものの、実質的には部門のプロジェクトマネージャー的な役割を担っている。

 仕事以外の時間の大半を家事育児に費やしている。でもそれは、目の前の皿を洗ったり、子どもをいつも通りお風呂に入れたり、多少の料理を作ることに終始している。

はっきり言って、与えられたその日の仕事だけをがむしゃらにやっている新入社員。

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 僕が仕事に責任感を持って取り組み始めたきっかけは、上司の定年退職だった。部下であった私は自分ひとりで、ほぼすべての実務を仕切らなければならなくなった。本当に苦労したけれど、自分で決めることに満足感があった。失敗を処理するのは自分しかいないというプレッシャーが私に危機感を持たせてくれた。

妻が復職するタイミングで、30分の時短を始めた時も強い危機感を感じた。

結果、仕事の効率を根本的に上げるためにクラウド型の業務管理ソフトを導入したことで逆に営業活動を行う時間を作り出すことができた。

 

状況を変えるためには、自分で未来を決めるしかない。

働くパパママ川柳×はてなブログ 特別お題キャンペーン #仕事と子育て

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by オリックスグループ